【新唐人2010年9月19日付ニュース】今、中国各地で「マダニ」に刺されて死亡する事件が多発していますが、河南省の当局は3年前の疑い例を隠蔽していた点を認めました。
中国では最近、マダニに刺されて亡くなる事件が多発。12の省と市に広がり、少なくとも33名が死亡。
河南省の当局は、先週、9月8日までに河南省全域で18名が死亡し、最初の疑い例は2007年5月だったと発表。
報道によると、河南省の商城県では2009年から被害が広がっていましたが、地元当局はこれを隠蔽。結果、誤診や治療の遅れが相次ぎました。
台湾中興大学 劉正義・獣医学部前主任
「本当に原因を探そうと思ったら、情報を公表し、拡大を防ぐのが大切です。透明性を確保し、正しい情報を伝えます。何が感染源で予防法は何かなど」
商城県の住民によると、去年からすでに100名あまりが誤診のために亡くなったそうです。劉さんも、情報をきちんと公表しない当局は、無責任すぎると声を荒げます。
台湾中興大学 劉正義・獣医学部前主任
「中国の衛生部門はひどいです。情報を隠せば、庶民が犠牲になります。無責任な政府です」
感染病に詳しい医者は、マダニに刺されても、すぐに治療を受ければ助かると指摘しました。
新唐人記者がお送りしました。http://ntdtv.com/xtr/b5/2010/09/18/a431832.html#video
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